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Vol.173
主人のイイトコ
花輪義江さん
 私の中で、今年、良かったことは、主人と今、二人暮らしですけども、主人に対して、やっぱり、生まれ育ちも環境も違う中で育ってきたので、いろんな意味でちょっと気に入らないこととか、不満がずっとありました。
それで、ずっと居る中で自分が感じたことは、私が一生懸命にやっている家事であったり、そういう事を“褒めてもらいたい自分がいるんだな”って、ちょっと、気がつきました。それは「よくやってるな」とか「ありがとう」って言葉で言ってほしいって、そういう“自分のことを認めてほしい”という欲求が湧いたんでしょうね。
 それを言ってくれない主人に不満をもっていたんですけど、つどいに参加する中で“自分で気がつける”という良さがつどいにあって、“あっ、自分がそうしてほしかったら、じゃ、主人のイイトコ探してみようかな”って。つどいの中で実感しました。

 今、それを始めて一週間ぐらいしか経っていないんですけど、小さな事ですけど、朝起きた時に布団の直してくれたりとかして、そのやり方がとっても丁寧なんですね。私だったら、バサッバサッってやっちゃうようなところを丁寧にやってくれる。そこを「丁寧だね」って言える自分になりました。
 また、もう一つは、どんな食事であっても、“失敗しちゃったな”という物であっても、「いいよ。食べられるから」とか「こういう物だと思って食べる」と言ってくれる言葉に“あっ、主人って、優しいんだな”って気づけたんですね。
 そういうふうにしてきたら、主人の行動の中で、言葉とか行動で感じられる良さってものがみつかってきて……。そしたら、不満が少し減ってきたんです。

 今、主人と散歩に行くんですけど、会話の中でとても穏やかに話ができるところも自分の中で見つけられるようになりました。“自分ばっかし、こういう思いをしてる”ってことじゃなくて、まず、相手の行動の中の良いところを見つけるってことは、自分が“感じる自分にならなきゃいけないな”って気づかされたかなと思っています。
 “そんな事は当たり前”っていう事であっても、それを一つ、自分の中で言葉にするってこと、“イイトコ探しをする”っていうところで、自分を穏やかな気持ちでやっていけたらいいなって。今年は良い意味で楽しかった一年だと思います。ありがとうございました。