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Vol.164
もうムリ!?
大藤里江さん
 先月なんですけど、繁忙期の真っ最中で、“お互いがお互いに仕事を押し付け合う”みたいな、まぁ、殺伐としすぎていて……。私も断れないもんだから、自分の仕事がものすごくある上に、さらに引き受けさせられて、もう、あっぷあっぷというか、“もうムリ!”ってなっていたんです。
 なおかつ、そこにやっぱり、上司は売上をあげないといけないので、私が標的みたいな感じになって、すごくたたかれるわけですよ。で、もう“上司もムリ!”と思って、“辞めてやるわ、こんな会社!”、“派遣やけど、辞めてやるわ!”っていうぐらいの勢いだったんですね。
 それで、先月、『聞く 語る』WAKUWAKUのつどいに参加して、その時のブレークアウトルームで、3人だったんでそういうお話をしたんです。

 そしたら、3月の終わりになって、急に上司が異動になってしまって……。“辞めてやるわ!”っていうところからの、いきなりの展開だったので、この状況でお別れするのはちょっとダメだなって。
 上司に言われたことをいろいろと考えて、振り返って、あっ、確かにあの人は説明がめっちゃんこ下手だったし、どっちかっていうと、私に当たりがキツい感じの指示で……。私の直属の上司も「大藤さん、ちょっと大変だよね」みたいな感じでかばってくれるぐらいの、そういう結構な状況だったんです。
 でも、振り返ってみたら、その人が指摘してくれたことがすごく良い結果になっていて、結局、そのことによって、今、仕事が楽になっているんですよ。
 だから、“あっ、言ってもらって、良かったな”と思ったんですが、人間関係が出来てないんで面と向かっては、さすがに言えないですよ。で、メールで「ご指導のおかげで良い方向にいけています。本当にありがとうございました」と、ちゃんとお礼を言えたので、それは本当に良かったなと思っています。

 うちの会社って、クレームがやたら多いんですよ。でも、私たちって、『聞く 語る』WAKUWAKUのつどいで、こうやって、お話をするから、一旦受け止めるじゃないですか。
 皆さんのお話を一旦聞いて、自分の中に受け止めて、そこから思ったことを語る。それが知らず知らずに、自分の身になっているというか、そういうスタイルができていると思うんです。
 この『聞く 語る』って、ただ喋っているだけではなく、本当に聴かせてもらう、考える、整理して話すという、ものすごく生きてく上で、社会で生活していく上で、本当に、大事なことを知らず知らずに身につけさせてもらっているなぁって。
 ここで発表させてもらえることが、エネルギーバンパイヤに吸い取られているエネルギーを補充している感じなので、私はこのつどいで、また、次の1ヶ月、頑張れます。