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Vol.121
わかり合えた
楠知子さん
 今週の水曜日の出来事を少し話させていただきます。
 職場で4月から新しく、私よりも若い男性が入られて、一生懸命、毎日、仕事を覚えようと思ってやってみえるんですけど、いろいろミスをしてしまうので、結構、女性陣からギャンギャンと言われている状態なんです。

 私も日頃からちょっと、“あっ、ダメダメ。怒っちゃダメ”って言って、その方に対しての思いを“あっ、もっと、長い目で見なくてはいけない”っていうふうに抑え気味だったんです。
 だけども、たまたま、水曜日にその方と私とで、夜、二人の勤務の時に、爆発をしてしまいまして、二人だけの時にちょっときつい感じでバン! と。私の日頃の思っている思いをバン! とぶつけてしまったんです。
 でも、逆にその方が「直接、こうやって言ってもらった方が自分も直せます」と言われて、結構、その方がミスをすると、直接じゃなくて、周りでみんなが「こうすればいいのにね」「ああすればいいのにね」って言っている声が、確かに聞こえてくるんですね。それにその男性はやはり気づいていて、そうやって、周りから言われることに対しては、自分は直さないと。
 過去になにか、そういったことで嫌な思いをしたらしいんですけども、そういう言い方をされるのは嫌だと。直接、こうやって面と向かって、注意というか、「直した方がいいよ」って言われたことに対しては「直します!」と言ってくださったんですね。

 その時に、今までどっちかっていうと、私は人に対して、直接、言えるほうではなかったので、“自分が我慢すればいい”とか、そうやって思っていたんですけど、とうとう、その日は爆発して、相手からそういう気持ちを聞くことが出来て、自分の中でもスッとして、帰りの際には本当にもう、お互い言いたいことが言えたというか、スッキリした顔で帰れたんです。
 それも、その水曜日より前の日曜日か、土曜日かのつどいの時にたまたま、そういった職場の話を聞いていて、“あぁ、自分もそういうふうに出来たらいいな”と思っていた矢先に、そういう場面というか、そういった、自分を出して、相手からの反応もスッキリと、お互いに話が出来たっていうことがすごく自分の中で、一歩、前進できたかなという経験をさせていただきました。