大学時代の野球部の同期……、同期の奥さんが今から6年前、2020年に、突然、旅行先で亡くなられたという事がありました。
その彼とは、学生時代からの縁だったので、お葬式に参列させていただき、奥さんとも交流がありましたんで……。お子さんはいらっしゃらない、ご夫婦2人のご家族だったものですから、奥さんの遺影の前で、とにかく、「彼を独りにはしません」と、お誓いをさせてもらって……。
ただ、非常に、突然のことだったので、彼はしばらく、自暴自棄な時期が続きまして、何をするにも無気力になって、外にも出ないような状況になっていました。
僕は毎週、土曜日の午前中だけ、ちょっと、野球をやっていたりするので、まぁ、野球つながりですから、「外に出て来い」っていうのを言い続けて、ひたすら、ずっと、それを続けてきました。
そうしたら、ちょうど、奥さんが亡くなられて、1年ぐらい経った時ですかね、ひょこっと 出て来てくれました。とにかく、出て来てくれて、それが毎週ということで、続いてきました。
続いていったんですけど、こころの中が晴れ渡っているような感じには、全く見えず、支部長に……、先端支部長に「助けてください」ということで、お願いに行きました。
「実は……、こういう方がいるんで、もし、よければ、先端支部のつどいとは別に、つどいをしていただけませんでしょうか?」ということでお願いをして、始まったつどいがかれこれ、もう、4年近くになるんですけど、ずーっと、続けさせていただいています。
その中で、彼のこころが、本当に、薄皮が一枚一枚、剥がれていくって言いますか、本当に、一つ一つ元気になっていく様を目の当たりにしてきました。
僕は常々、“支部長は、何で、人を見捨てず、人と関わっていくんだろう?”って、ずっと思っていました。それを、つどいの中で、ずーっと、見させてもらえるということもあったので、僕は本当に、僕にとって、すごく貴重な経験をさせてもらえた、4年間だったんです。
彼がどんどん、どんどん、元気になってきてくれまして、昨年の10月、在家仏教こころの会の会員にもなってくれました。人と関わって、彼がどんどん、どんどん、元気になってきてくれたこと、それから、生きる希望をどんどん、持ってきてくれたことを目の当たりにした、この4年間でした。
僕は“これからの人生にもつなげていきたいな”という思いで、ずーっと、つどいをさせていただいて、今も続いているんです。彼が生きる希望を持ってくれたことに、僕はものすごく感謝と喜びをもっています。