最近、思うんですけど、人の話を聞いて理解して、自分に落とし込むっていうことが、僕はまったく、正直言ってできていなかったんです。でも、“それって、必要だな”という話なんです。
さっき、大阪に住む人から「海外赴任でアメリカに居て、向こうの人たちは自己主張があって、自分をもっている」という話を聞いたんですね。
で、自分に置いてみた時に、僕は、確かに自己主張はあるけれども、どちらかというと自分勝手で、わがままで、それで今、52歳ですけど、いかに損をしてきたかってことが最近、ちょびっとだけ、わかりました。
若い時分に23歳で結婚して、30歳で一回、離婚したんです。お互いが、自己主張というか、わがままが強すぎちゃって、別れて……。で、37歳になって復縁したんですね。
それで今に至るんですが、やっぱり、自分の主張や思いも大事ですけど、相手の意見を聞き入れたりとか、思いをわかったりといったことが、僕がまったくできてなくて……。
ふり返ると、家庭もだけど、職場もそうですよね。同僚、先輩とか後輩がいても、根本的には意見が聞けない。僕は結構、表面では人の話を聞くのがうまいんですけど、心底は聞いてないんですよね。だから、そこがダメなんですけど。
でも、今、コロナでいろんな環境の変化があり、会社の業績であったり、いろんな取り組みといったところをみますと、やっぱり、自分が変わっていかないとダメなんだなって。そういったことを最近、ちょっと、思っているんですね。
だから、今日のつどいもそうだし、やっぱり、世代を超えて、いろんな人の話が聞けることが、亡くなった久保克児副会長も言っていましたけど、こころの勉強っていうか、その生涯ですね、こころの修行って言っていましたけども……。
そういったことも自分がやっていかないと、相手が僕に対してなにを言っているんだとか、そういうのをはねつけてきましたんで、そういうことがないように、自分で聞く耳をもつっていったところをZOOMのつどいでも勉強していければと思います。